Hey! Say! JUMPを生で見た感想 ――2015年カウコン・LIVE TOUR 2016 DEAR.――

・私がHey! Say! JUMPを生で見る事が出来たのは二回、「Hey! Say! JUMP Count Down LIVE 2015-2016 JMPing Carnival Count Down」と、「Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2016 DEAR.」である。

 

今までDVDやTV番組、ラジオや雑誌、そしてCD等各種の媒体では沢山彼らの姿や歌に親しんできたが、私はやはり生で見た「そのアーティストが要にしている媒体」というのがグループの基本的な姿として大事だと思うので、二つを通じて特に印象的だったところを書いておく。

 

 

 

――薮宏太くん――

映像より大きく見えた。薄めの体格だと思うのだけど、舞台での存在感が凄い。あと、声の厚み。ゆっくり花道を歩いているところとかでは「王者の風格」という言葉が浮かんできた。空気が揺れて見えるし、リーチの長い足で大股に進んでいくところとかを見ると、彼の歩いたところがどこでもコンサートの中心になるような台風の目のような印象をもった。

 

また、薮くんをライブのDVDで見ている時にも思ったのだけど、独特の抽象性、みたいなものがあって、どっしりとした「存在感」はあると同時にどこか軽やか、というか「どこ吹く風の兄ちゃん」みたいなところが同居していて、とても個性的だな、……と思った。そういうところが堪らなく好き。かっこいい。

 

 

――高木雄也くん――

バスローブ姿を幻視するような、くつろいでいるけどリラックスしている姿がなんか艶やか、……――という感じだった。DEAR.の時は、抜きの度に直視していいのか、という位の色気があって大変だった。

 

綺麗なお姉さんみたいだな、…と思う雑誌のピンナップは沢山あったけど、そのお姉さんに生活感を加えてキャラクター性まで感じさせるような、想像以上の「リアルなお姉さん」だった。なんでだろう。トークをしていると、周りの人によくリアクションしている気のいいお兄さん(低くて声がいい)。ぽってりとしている、というかゆで卵(…かたゆで……、なんとなく、固茹で。)のような「つるん」とした綺麗さがあって、高い身長と共に存在感が圧巻だった。

 

 

――伊野尾慧くん――

自分の目を疑う美しさだった。気分を誇張したり、冗談を含んでではなく、生身の人間に対して「美しい」という言葉を使ったのは初めてで、私は伊野尾くんで「美しい」という言葉をどう口語で使うのか知ったのだと思う。

 

佇まいがとにかく端正で目を引くので双眼鏡とか視線が止まる。すごい宝石とかが一杯付いているうつくしさ、とはまた種類の違う、「全身で、色々な要素がここしかない、……――っていう場所に静謐に停止している」というような美。それがゆるい雰囲気と共に繰り出される。とにかく自然にそこに居る。山とか川みたいに、ああ当たり前にそこにいる、みたいな。あたり前にきれいってどういうことだよ!?

 

 

――八乙女光くん――

びっくりした上に、帰りの車内でうなされた。かわいすぎてうなされた。衝撃的だった。どう見ても骨格的には彫刻的に整った青年なんだけど、枕の草子の「をかしきもの」の「目に髪のおほえるをかきはやらで、うちかたぶきてものなど見たる」の「頭は尼そぎなるちご」、ってこういう感じだったんじゃないだろうかって思った。

 

なにもなにも、小さきものはみなうつくし。八乙女くんの中には何か小さい子が居る。雰囲気も柔和で、キラキラしてて、いやしかし外見はハードで端正な青年で、いやしかし表情は柔らかく、なんかすごいいとけないものがもの凄い笑顔で通っていった、…――みたいなおぼろげな記憶しかない。トロッコの上からファンサする笑顔、中宮寺弥勒菩薩みたいだったし、カウコンでちょっと涙目でソロを歌い上げる様が抜かれた時は色気ありすぎてどうしようか、と思った。

 

 

――有岡大貴くん――

パフォーマンスの力が凄かった。いつも直球でかっこいいところを絶妙な決め方でもっていくのは、DVDでも知っていたけど、それが三次元の生で「経験」として迫ってきた時に尋常じゃない位気分を高揚させられた。気が付いたら腹から変な声が出た。多分、「有岡くん」って言った時の歓声に全部濁点が付いてたと思う。有岡くん恐い。

 

朴訥とした青年っぽいところを随所で発していて、黙っていても「あぁ、この先どっしりとしてクールなところがもっと前面に出てくるようになるのかもな」と思った。けど、年齢とは関係のない、デフォルトでもっている「少年性」みたいなものもあって、この人果てしないと思った。

 

 

――岡本圭人くん――

かっこ良かった。味と色気があって、DEAR.で一番かっこ良かったのは岡本くんだった。力強くて、身体表現に説得力があって、映像でもかっこいいけど、生の舞台ととても相性がいいと思った。

 

会場を自分のペースに巻き込む力があって、リラックスしていても時間が彼のものになるような魅力をもっていると感じた。トークをしていると、舞台の上のメンバーだけでなくお客さんも一緒になってちょっとほっこり、笑顔になってしまうような、いい間をもっていて、パワフルなところと一緒に大変魅力的だった。

 

 

――山田涼介くん――

 小さくて発光していた。かぐや姫みたいだと思った。あと、時々ゾーンに入っている。歌の世界に入っている時の目が、目がというか瞳の周りの磁場みたいなものが歪んで見える位強い引きをもっていて、「こんな様子をアップでテレビカメラに映したら、それは余った力が人を呼び込んで人気に繋がってしまうよなぁ」という感じだった。

 

映像だと青年っぽいと思っていたのだが、生で見ると少年っぽかった。また、会場内で抜かれた時の、ポーズを決めているいないに関係なしの決まり方が半端なかった。あと、サックスが上手すぎて、少ししか登場しないのが勿体ないし残念な位だった。

 

 

――中島裕翔くん――

24時間フォトジェニックなのかな!?と思った。よく、「テレビからそのまま抜け出してきたような」という表現を聞くが、正にそういう感じだった。人ってこんなに360°、どの瞬間を切り取っても絵に描いたような綺麗な佇まいでいられるんだ!?、というような驚きがあった。

 

私はコンサートを鑑賞しに行ったのだけど、彼に関しての視覚の記憶のみ「映画の中のワンシーン」みたいだった。周囲を自動的に映画みたいにする端正さと爽やかさがあって、かなり近くで見たんだけど全く現実感がなかった。汗まで小道具に見えた。

 

 

――知念侑李くん――

媒体でのコメントのキレや芸能に対する堂々とした姿勢からの、「したたかでちゃっかりした感じが前面に出ているのでないか」という予想を完全に裏切られた。儚い美少女のようだった。踊る度に「シャラララッ」、って音がするのではないか、という錯覚があった。

 

遠くから見ても明らかにダンスが上手い。なんか刻み方が違う。加えて動いていても体重を感じさせない何かがあって、とにかく輝いていて軽やかで可憐だった。カウコンの時は終幕前に知念くんが一言残してくれたんだけど、照明がついて周囲が明るくなった時に、『さっき見た人は夢で、パチンッ、て付いた灯りと共に消えてしまったのではないか』と思う程だった。

 

 

 

smartコンや、アルバムのDEAR.、好きな曲について④ ~Hey! Say! JUMPの好きな曲/「OUR FUTURE」から「切なさ、ひきかえに」まで~

さて、好きな曲である。

 

 

私は、「OUR FUTURE」「Super Super Night」「Your Seed」「Shen Shera Shen」といった、茫洋としたものに輝きを与えるJUMPの曲が好きである。晴れでも雨でもなく、曇りの空の中に、ちょっとだけきらきらした太陽を見付けるような曲。

 

なんだか、普通だったら中途半端で、「ただの日常」って思ってるようなところに『なにか面白いことが起こる兆候』を見付けるような曲が好きなのだ。そういう意味で、道の途中を焦らず行こうよ、…――というような「ただ前へ」も好きである。

 

いい歌だなぁ。泣いてしまう。というか、今まで聞いた順番でいったら「ただ前へ」は2番目位に聞いているのではないだろうか。

 

編曲も割とサラッとしたものが多いように思う。ここで、列挙した曲の傾向から何かをお気付きになった方もいらっしゃるのではないだろうか。

 

 

そう、DERE.の曲は全部好きなのである。

 

 

このアルバムは10周年のメモリアルを意識してか、その前夜祭としての実験的な曲調が多い。大きく花火を上げる前の、サラッとした中に様々な曲調が織り込まれている傾向。あの……こういう曲、こういう曲が好きなんです…。

 

JUMPing CARでは「Shen Shera Shen」を一番よく聞いたので、そこからいくとDEAR.って割と全部が全部この感じである。

 

ザッ、っと聞いた私。

 

「天国か」。

 

 

……という訳で、最新のアルバムは最高だった。全部好きなんですけど、その中からユニットも含めて特に再生数の多い曲を繋げたリストを作って、どこに行くにも持って行って聞いている。

 

因みに、自分のお気に入りのリストは「B.A.B.Y」「Masqurade」「Tasty U」「Etarnal」「Brand New World」「今夜貴方を口説きます」「スローモーション」です。

 

アルバムを通して思っている事なのだが、「B.A.B.Y」でも「order」でも時を告げがちな有岡くん、かっこいい。

 

さて、冒頭で「道の途中っぽい曲が好き」と言った。これをアルバムの発売された状況から、曲調からそればっかり集められた「好きなものしか入っていない」アルバムがDEAR.だとも。

 

しかし、もう一つ、よくこういう歌を作ってくれる条件がJUMPにはある。

それは、「薮くんの作詞」である。

私は、薮くんの歌詞の世界観を一曲の中できちんと作って表現し切るところがめちゃめちゃ好きであるし、信頼しているのであるが、薮くんの作詞の中で王道の表現というものがある、と感じている。

 

それは「届かない」というテーマである。今自分がいるところから、「今一歩届かない」。これが、『これから成長するんだ』という期待になれば「スクール革命」のような作品になるし、『好きな人に手が届かない』という状況になれば、「スクランブル」や「切なさ、ひきかえに」のような切ない曲調になる。

『濁流に飲み込まれるように激しい、手も足も出せない』状況になったのなら、それでも「声を出せ!」と激励するのが「UNION」のような曲なのだ、…と思っている。

 

 ここで話を巻き戻す。「だた前へ」を現在2番目位に再生している、と書いたが、何を隠そう一番、桁違いに再生しているのが「切なさ、ひきかえに」である。

 

この曲が始まると頭の中で花火が打ち上がる。何しろ再生回数の度に打ち上げているので、そろそろsmart の5番目から火薬の香りがする気すらする。季節に関係なく、常に心は荒川土手である。イントロが始まると日常を思わず忘れてしまう程に歌の世界に惹き込まれてしまう。

 

もうHey! Say! JUMP=「切なさ、ひきかえに」位に好きである。LWMでのパフォーマンスもとても良かった。切なさ引き立っていた。

 胸が締め付けられる情感を歌っているけど、スピード感のある編曲やダンスがそれを際立たせているところとか、抽象的だけど感情の形をしっかりなぞって形にしている歌詞だとか。声や表現の特徴をよく押さえた歌割であるところなどもたまらない。「切なさ、ひきかえに」、最高。「切なさ、ひきかえに」強火担である。

 

 

 

因みに、多分「切なさ~、~」「ただ前へ」に次ぐ再生回数なのが「明日へのYELL」である。

好きな曲の傾向、というのはあるけれど、この三曲はちょっと自分の中で特別な位置にある。

 

 

smartコンや、アルバムのDEAR.、好きな曲について③ ~八乙女光くんの担当になったきっかけ/明日へのYELL事件~

明日へのYELLを再生していて気が付いた。

 

あれ、なんかこう……

 

 

ハイッ!ここ、もう一回。

 

ピタッ…

 

!!?

なんか、こう…、この「かなら~ずー、辿り着く~…」のところの、

八乙女くん「きゅるんきゅるんしてない……!?」

 

こう、肘とか伏し目の間から、「キラキラ」ッ、

って、なん…

 

 

なんだ、綺麗なお姉さんみたいな……

 

!!?

 

 

いやいや、気を取り直していこう。

あぁ~、いい歌だなぁー…情感と曲の音階の高さがシンクロしていて、

胸がきゅんきゅん盛り上が…

 

えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!?

 

・ちょっと待って今の。今の今の今の、何だ。

何が映った????????!

!?

・もう一回!!!

 

 

「なにかあると信じてきた日々」岡本くんが映る。

・う、後ろの人の顔ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?

 

今なんか、慈悲に溢れた顔が通ったと思った。

なんか柔らかいものが通った。

 

――…非常に、「強面」だと思っていた人のもの凄く柔らかい顔があって、なんて優しい顔をするんだ、…と思った。メンバーに対して、後ろから(※見えてない。カメラで彼が決めるところでもない。)人知れず、なんという信じられない程柔らかい目線を向ける人なのか、と思った。

 

衝撃的すぎて、暫くこの部分を見れなかったんだけど、また数日後に繰り返した。

・冒頭からの様子を完全にもう一度リピートしました。

 

「なにかあると信じてきた日々」岡本くんが映る。

・う、後ろの人の顔ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?

「なにかあると信じてきた日々」岡本くんが映る。

・う、後ろの人の顔ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?

「なにかあると信じてきた日々」岡本くんが映る。

・う、後ろの人の顔ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?

 

…大体これを日を置いて3日分位繰り返している頃には、頭の中は八乙女くんで一杯になった。

 

 

・しかし、LWMを見ると、相変わらずかっこ良く、氷のような表情で(いや、smartにはMCも入ってるから、司会したり進行したりするのに適性のある柔軟な人なのは知ってたよ。しかし、パフォーマンスの上での「その人の気配」みたいなものです。)、

「昨日ヘマをした部下は始末しておきました」みたいな凍て付いた空気で足を組み、しどけなくインカムを顔に侍らせながら気だるげに下降するステージに身を任せている、やっぱりあの「八乙女くん」が居るじゃないですか。 ※1

 

 

一体八乙女くんとは……。

謎は深まり、「どうしよう、頭の整理が付かない……」とか思っている間にリトラのゲテモノ企画等挟まり(※ご丁寧に圭人くんと一緒だ。)『材料やるよ』「待って!、考えさせて!」と言っている間に、

「らじらーでのしゃべり方、こんなにお日様にあたってひなたぼっこみたいな感じなの!!?」

と混乱し、smartでHey! Say! JUMPが大好きになったから、と買った「全国へJUMPツアー2013」では「あれ!?やっぱりちょっと怖いな!?」(※ってか、コンサートの雰囲気随分違うな!!?)待て。だがこの頃から既に外向きのフックを考慮しながらやってる気配が山田くんと共にしてあぁー、…そういうところも好きなとこだな…

 

 

「「うぇぇええ!!?smartで一番かっこいいと思ったCome Back...?作詞作曲、ってどういう事なの。さらっと言うことなの。教えて、教えて情報が追い付かない」」

 

 

 

などと言っているうちに「もう私Hey! Say! JUMPのファンだな。FC入ろ。」ってなった。まぁ、謎の郵便振込みの用紙に手書きでエントリーする、というすごく儀式っぽい過程があった訳ですよ。

「誰のファンですか?」って聞かれる欄があったので、

八乙女光」と書きました。

 

その日から、八乙女担になりました。

 

 

 

 

 

※1… 後で知ったのだが、この時八乙女くんは「殺風景」という舞台で荒廃した状況に置かれた鬼気迫る役柄を演じていたらしい。この記事の①で、山田涼介くんが、渚に寄せたビジュアルの時期を通過しながらも、あくまで「アイドルの山田くん」自身であった事とは対照的に、光くんは演劇の役柄を結構長く身体に残す憑依型であることが、おぼろげにではあるが伺えた。

 

 

 

smartコンや、アルバムのDEAR.、好きな曲について② ~八乙女光くんの担当になったきっかけ~

 ・(※前回までのあらすじ。smartコンをポチッたらまんまとハマッた。)

 

 

何回か再生していて気付いた。

 

 

「あれ、この八乙女光くん、って子かわいくない?」

 

・事件である。私は主に山田涼介のタレント性に惹かれ(※①・参照。「俳優としてだけではなく、アイドルとしてどんな顔をしているんだろう」。)JUMP全体の舞台を作り上げるいい感じさをファンとして楽しんでいた。

 

っていうか、私は八乙女くんのこともその頃には好きになっていたのだが、まず、ファンクラブにも入らず、手元にはsmartのディスクだけ。ここでの印象は、それをただ自宅で繰り返し鑑賞していた時点で、

 

LWM。

これである。スマートコンと同時収録の、プレーンなライブ。お花衣装が最高だったね!話逸れました。

LWMの、「スギルセツナ」という曲でのパフォーマンスの姿が、嗜好にドンピシャ入りかっこ良かったのである。光くん、もっとハーフアップしよう!

smartの、王道アイドル前髪襟足くるんくるんスタイルから、ギュッて上げた髪。骨格のラインがしっかり映えるタイトなスーツ。

ギャップがあった。もうちょっと筋肉のある感じだったら、LDHっぽい雰囲気というのだろうか。これがめちゃくちゃかっこ良くて、「八乙女くん」と言えば、私のその時点では、

 

 

「この、付属のLWMのコンサートで、『東京湾に何人か沈めてきました』みたいな顔をしつつ、ダンスを様式美をピタッと決めていぶし銀に表現するのが死ぬ程かっこいい人」

 

というところだったのです。そう、「かっこいい」っていう方ね。

 

だが、薄々気付いた。そのうっすら髭が感じられる怖いお兄さん系の格好してる時、…――具体的には椅子に乗ってるソロの時だが…――

 

・「キャラメルボイスのギャップねェか……?」

 

 

そう、格好は眼光鋭い面差しに良く映える、タイトでストイックさを醸し出す男のスーツ、っていうところなのに、声がよく通る少年のような感じなのである。

あと、ライブがたまたま野外で、しかも夜。

 

全部が、「アダルト」とか「ワイルド」を表現する装置のように彼の身体性に働きかけているのに、この人の為に静止したソロで、彼が集中して表現に使っている声帯から通って出てきているのは、『一過性の少年時代』みたいな、やや高めで、細く長く伸びるタイプのものだったのだ。

 

でも、これは些細な「契機」だった。

もっと『あれ!?』ってなったのは、やっぱり、smartだった。

(③に続く)

 

smartコンや、アルバムのDEAR.、好きな曲について① ~Hey! Say! JUMP担になったきっかけ~

・私はsmart新規のJUMP担当だ。ライブではない。DVDでだ。2015年の夏である。それまでは、人生でジャニーズを通った事はなかった。山田涼介だ。山田涼介が、暗殺教室の時期に雑誌の表紙を多々飾っており、そのビジュアルにやられた。渚をやっていた期間だったが、山田プロはあまり芝居の影響が顔に出るタイプではない。「山田涼介」の顔だった。

 

古畑中学生の子、随分変わったな!?」

 

というのが第一印象である。私は当該のドラマがとても良く出来ていたので、その立役者でもあった彼の、俳優としての一過性のファンだった。完全に子役だと思っていたので、「ジャニーズ」と言われても、『このぽんやりした感じの人が、踊ったり歌ったりするのだろうか??』、と想像が付かなかった。(※後に、それが恐ろしいまでの勘違いである事が知らされるが、それはまた別の話だ。)

 

とにかく、いつの間にか「一朝一夕では出来そうにないアイドルスマイル」を備えていた山田涼介に興味をもち、とりあえず当時の最新で、評判も良さそうだったsmartをポチッていたのだ。

 

二度目だが、私は「ジャニーズ」を趣味として通過したことがなかった。だから、そこで初めてamazonで買ってみたDVD・smartは、同時にジャニーズそのものへの入り口でもあった。新しい扉感。ワクワク。

 

 

「山田くんを見よう」そう思っていたのだが、感動した。なんとなく、漠然ではあるが、沢山の媒体に出演している「ジャニーズ」。ファンとして、渦中で楽しんでいなくても、『大体、こんなイメージ』というものが出来上がっている。それ程に、ジャニーズの情報量は多いのだった。(・実際にファンになっても実感した。)

 

 

そこで、びっくりした。

「イメージまんま」の、キラキラしていて、王道のアイドルのショーが舞台で展開されていた。(因みに、この時私は野ブタ。の子役がJUMPにいる事も知っていたのだが、八乙女くんだと勘違いしていた。「目がくりっとしていて鼻がかわいい」といううすぼんやりとした記憶のみをたよりにしていた。)

 

 その事について最も感動したポイントは、「王道」を再現するには、それを作っている側の人間の「解釈」が必要だ、という事である。

『この人達は、「ジャニーズの王道」っていうのを何か、っていう事を考えて、再構成してくれていて、それを見たから、初見の自分にも"なんか分からんが、すっごいキラキラして、ジャニーズ、……って感じ!!"というときめきを与えることが出来てるんだよな。』

っていう事が伝わってきたのだ。

 

そこで、JUMPっていうグループそのものを好きになった。

今でこそ、JUMPは割と職人気質っぽい人々が集まってるんだよな、という実感もあるけれど、そういう裏付けがなくても、丁寧な仕事が伝わってきて、見ていてとても嬉しい数時間だったのである。

 

「勢いだったけど、初回盤を奮発して良かった!」、このデカいポーチも『大きいセット買ったぞ』、って感じで気分が盛り上がっていいな、……と、私はめちゃくちゃ満足したのである。

 

また、スタート画面の心づくしの素敵な編集から「この集団は、スタッフの人にも愛されて仕事をしているんだ」「売り出そう、というお祭り感を感じるぞ!!」

って思い、この神輿を私も担ぎたい、JUMPは素敵だ、って思ったのだ。

 

・また、smartはビジュアルワークスもとても良かった。金のOP衣装に、真っ暗な中を海月のように青のペンライトが淡く泳ぐ。

他の衣装もシンプルな白とか、青緑のラメ一色とかだったんだけど、Hey! Say! JUMPは端正な人々が多人数揃っている華があるから、逆に決まっていて、何度も再生しても単純に液晶に映る画面が心地良かった。

 

照明も、それを引き立てながら、邪魔せず、だけどRide With Meのような使いどころではふんだんに場所を盛り上げていて、いい映画の名脇役としての劇音みたいな素敵な感じだったのだ。

 

感動し、心地良かったので、暫く仕事帰りに断続的な習慣として鑑賞する日が続いた。ライブに行った事はなかったんだけど、早めに帰れた日等は、家で見ていても「なんか、ほんとにライブに立ち合っているみたいだな」というドキドキがあった。

 

生活が彩られたのだが、連続して鑑賞している内に大事件が起きてしまうのである。

 (②に続く)

 

 

 

 

 

Hey! Say! BESTについて

Hey! Say! BESTについて思うことを書く。

 

 

 

 ○薮くん

JUMPには「視点がクールだなぁ」、と思う人が三人居るのだが、その一人。独特の、ツンツンしているのだが、誰に対してでもない、自分が存在して「何かを発言する」ということやその契機に対する『自己を打ち出そう』という気概を感じる。そこがたまらなく好き。

「自分は自分、―…という割り切り」と(人を温かく気に掛ける)集団への関わり方に、特殊なバランス感覚を感じる。

また、「ツンツンしている」という意志の印象とは対照的に、「好き」「悲しい」「悔しい」といった感情を開放する時の思い切りの良さが素敵だ。一方で、私はそこに強い力を感じる。「自分がどう思ってるか、何かを感じた時に全てが始まる」、……というような。それが、表現の強さや特徴にも繋がっている人なのではないか、…と思う。

 

○高木くん

 JUMPに居る、「視点がクールだなぁ」、と思うメンバーの、二人目。雑誌で出すコメントが面白い。言及は簡素で短いけれど、物事を俯瞰して見るシビアな視点をもっている人なのだなぁ、と思う。だけど、平素の様子はおおらかで、その差分が懐深さなのかな……、と思う。

笑顔が福々としていて、見ているだけで、いっそ胸を締め付けられる位の多幸感がある。

また、パフォーマンスに泰然とした存在感がある。「作っていなくても、自然体で一番いいとこにもっていく」というような、『舞台に立っただけで既に丸儲け』、…というような表現者としての徳性があると思う。

 

○伊野尾くん

・ちょっと長くなったので分ける。

A.

いい加減なところや優しいところが好き。衣食住という「生活の根底」を大事にする人なんだなぁ……、という印象。でも、オフは意外とアウトドア派だったり、家を基点にする、というよりは、あちこち行きたい志向性のとりあえずの押さえどころとして「人間として妥当な一つのスタイル」の重要性を色んなところから分かってる人なのかな、と思う。(※感覚で、思考で、経験で)

B.

JUMPのグループの色を見た時に、伊野尾くんが居たことで一つ全く別の座標が打たれ、輪郭が変わったところがあると思う。やわらかい味が加わっていると思う。彼が、薮くんと同時にJUMPの芸暦最長コンビに居た意味は大きいと思う。

C.

現在のマッシュがとても似合っているが、彼のパフォーマンスの「上がった眉と不敵な表情」の組み合わせがとても素敵だと思うので、「前髪の間から眉が覗き両方が叶った瞬間」には、もの凄く気持ちが盛り上がる。

 

 ○八乙女くん

 「井戸の底からお日様の光を強く展望して信じてるみたいな人」だなぁ、…と思うことがある。「根暗」という表現は、明るさを定義する一つの言葉(オフは暗く、オンは明るい)だったが、八乙女くんみたいな人は何と言えばいいのだろう。オフは明るく、オンは暗いという印象。外側が固く、街頭を落として、慎重に作られているのに、その内側はとても明るい(なんならクラッカー鳴らして夜通しパーティーしている)、という、前述の逆の様子を感じる。

LWMの「切なさ、ひきかえに」のセンターでピンスポ暗転のように佇む静寂の姿が、一生心に残っていると思う。

とにかく、「例えどんなに固くて暗い壁に囲まれていたとしても、絶対に希望を信じる」、というような粘り強い楽観性を感じて、そこがとても好き。

 

○有岡くん

JUMPの「視点がクールだなぁ」、と思うメンバーの最後の一人。とても恬淡とした基準を感じる。ブランディングのしっかりしたところはそこから繰り出されていると思う。しみじみと名前がしっくりとくる人だなぁ…、と思うけど、それは有岡くんの自分の「名前」や「顔」に対する打ち出し方が『確かで、良いものだから』、……―という事実に裏打ちされているのかもしれない。思わず「大ちゃん」と呼びたくなる。

自分を一番にどう見せたらいいか知っているところが、とてもかっこいい。そのようなところからくる衝撃が凄く、生で見た時に出した事もないような歓声を出した。有岡くんが作り、有岡くん自身も、ファンも一緒になって楽しめる「有岡くん」というブランドは、キラキラして輝いて宝だと思う。

時々猟奇的な嗜好を覗かせるところがアクセントだと思う。また、戦術の人だと思う。

 

 

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